ホーム > 事例紹介 > コンバージョンの事例 神明幼稚園 耐震補強工事
神明幼稚園 耐震補強工事

神明幼稚園の園舎は、昭和48年に出来た鉄筋コンクリート造2階建ての建物です。
園舎は目立った老朽化はしていなかったものの、理事長は耐震性へ若干の不安を抱いていた為、数年前に耐震診断を行い、現在の耐震基準値を下回っている事が分かりました。東京都の耐震補強工事に対する時限補助金制度を利用し、平成22年度の夏休みを利用し補強工事が行われました。

補強工事は大きく分けて二点。一つは園舎の窓が付く方向に耐力壁を入れる工事。もう一つは渡り廊下部分が大きく変形する恐れがあったため鉄骨造の四本柱形状にするという二つの方法で耐震補強を図りました。

工事は平成22年の秋には無事完了し、20センチある耐震補強壁もさほど園児・職員の日常生活の邪魔にならず、また平成23年3月11日に起きた東日本大震災の前に工事が完了し、設計者としてもホッとしました。

>> 神明幼稚園ホームページ

 

キャンチレバー構造だった渡り廊下部分は、ラーメン構造として作り替え既存建物とはエキスパンションジョイントで接続させました。

渡り廊下内部仕上げは既存内壁色に合わせました。

園舎内部には耐震補強のための耐力壁を設けました。ホールの耐力壁は設計当初邪魔になるのではと心配されていましたが、既存デザインとの調和を図り圧迫感のないように心がけました。

保育室の両袖にも耐力壁を設けました。建具は既存のものを調整して再利用しました。床のフローリングのやり替え範囲も工事上最小限に留め、古きものを大切にというエコの時代に対する理事長の精神をカタチにしました。